名城大学理工学部 応用化学科 永田研究室
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ブログ「天白で有機化学やってます。」 ブログ「天白で有機化学やってます。」
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新学期始まっています2022/04/29(金)

本学の新学期は4/6スタートだったのですが、最初の2週間は一部を除いてオンライン。まだコロナが完全に収束しない中、履修登録が完了してから教室を割り振るため、このようなシステムになっています。昨年度はオンライン3週間だったのですが、今年度は学務センターの担当者が頑張ってくれて、1週短縮されました。大奮闘の事務方には感謝するほかありません。

最近、作家(社会学者?タレント?)の古市憲寿さんが「大学教員には『緊急事態宣言を出してもらえば講義がリモートになる。その方が楽でいい』という気持ちがあったのではないか」という発言をされていました。これはとんでもない誤解です。突然降って湧いたリモート講義で、多くの大学教員はめちゃくちゃ疲弊しました。学生から見たら「ひどく手抜き」に見えたかもしれませんが、何の準備もなしに、90分×15回の講義を「全く新しい形式で」提供するのは、とてつもなく困難なことです。ものすごい努力をして何とか形にしたのですが、結果として不十分な教育しか提供できなかったことは、無念の極みです。古市さんの周囲には「コロナさまさまです」と発言する方もいらっしゃったそうですが、私はそんな大学教員は見たことがありません。大多数の大学教員は、もっと責任感を持って教育に当たっているということを、ぜひ知っておいていただきたいと思います。

最初の2回分のオンライン授業については、だいぶこなれてきました。基本的には PowerPoint で作成したスライドにナレーションをつける方式で、動画資料を作成しています。動画が視聴できない人のために、ナレーションを「メモ」でつけた PDF も同時提供しています。動画の再生状況を見ると、1年生(有機化学基礎)はかなり再生回数が多いのですが、2年生(有機化学2)は再生回数が少なくて、受講者の半分ぐらいです。2年生はこのオンライン授業の形式にある程度慣れているので、PDF を読むので十分、と感じている人が多いのかもしれません。

内容の定着率については、先日対面で行った小テストを見る限り、今ひとつかなあという印象です。対面授業が始まると、「定着できてない内容」についての補足が伝えやすくなります。オンラインの時にも文書で伝えてはいるのですが、あまり届いてない感じがするんだよね……文の書き方にもっと工夫が必要なのかもしれません。

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