名城大学理工学部 応用化学科 永田研究室
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ディスカッション記録のデジタル化2021/03/11(木)

研究室の学生と、週1回個別ミーティングを行っています。誰に何を言ったかすぐ忘れてしまうので、必ず自分でメモをとって、学生と私で共有するようにしています。指導の記録を残しておくことは、とても大事です。当たり前といえば当たり前のことですが、大学教員になったばかりの頃は、その「当たり前」がちゃんとできていませんでした。その反省をこめて、ディスカッション記録の記録と共有を徹底するように努めています。

とはいっても、これがなかなか半端じゃない量になるわけです。卒研生6名の1年分で、これだけあります。毎年この量の紙が溜まっていったら、すぐに置き場所がなくなってしまいます。

以前、ソニーの Digital Paper DPT-RP1 を買った時に、これを使って PDF 化した記録を見るようにしてみました(「ソニーのDigital Paper DPT-RP1 を買った」)。原本の紙のメモは学生に渡して、スキャンした PDF を手元に残します。しばらくこの運用を続けていたのですが、スキャンした PDF を前回までの PDF と結合して、DPT-RP1 に転送する、という作業が、けっこう負担になることがわかりました。

去年は、Apple Pencil と iPad で、電子ファイルに直接手書きする、という方法を試してみました。iPad 用の GoodReader というアプリを使って、手書きの PDF 文書を作ります。

私が書いているのを学生が「見える」ようにするため、Mac と USB 接続して、iPad を USB カメラとして認識させ、QuickTime Player の「ムービー収録」機能で大型液晶に出すようにしました。

このシステムはまあまあでしたが、いろいろ問題もありました。最大の問題は、ときどき GoodReader が Apple Pencil を認識しなくなること。これが起きるとディスカッションが途中で中断してしまうので、非常に腹立たしい問題です。もう一つの問題は、ファイル管理がどうも不自由なこと。もともと「PDF リーダー」であるアプリを無理やり使っているので、仕方がないとも言えます。他のアプリを探せばよいのですが、ファイル管理が不自由なのは iPad の根本的な問題点です。iPad というのは、情報を「消費する」デバイスであって、「作り出す」デバイスではないんだな、と強く感じます。

そこで、別のシステムを最近立ち上げました。手書きは Surface Pro 7 と Surface Pen, アプリは PowerPoint を使います。Surface は iPad と違って「パソコン」なので、ファイル管理の不自由さはありません。PowerPoint も使い慣れています。左側の縦型の画面は、モバイルモニターです。Surface Dock 2 を使って、本体・大きなモニター・モバイルモニターの3画面を使い、本体とモバイルモニターをミラーリングしています。

縦置きでのミラーリングがなかなか成功しませんでした。このモニターは1920x1080で、USB-C と miniHDMI の入力を持っているのですが、Surface Dock 2 から USB-C で接続しても縦置きだと映りません。USB-C → HDMI の変換器をいくつか試したところ、Anker の「5-in-1 USB ハブ」だけ成功しました。変換器の仕様を比べても、どこが違うのかわかりませんでした。試行錯誤が必要なようです。

Surface Pen の書き心地がどうかな、と思ったのですが、良いと思います。走り書きした文字でも、わりと読みやすいです。筆圧検知に対応しているからでしょうかね。

デジタル化の方法として、しばらくはこのスタイルでやってみようと思っています。

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