平成29年7月 第17回ACCP(アジア臨床薬学会議)に亀井教授、竹内研究員、6年生1名が参加しました。

第17回アジア臨床薬学会議(ACCP:Asian Conference on Clinical Pharmacy)に参加して
(執筆:亀井浩行)
2017年7月27日~8月1日にインドネシア東部に位置するYogyakarta市にてACCP 2017に6年生 堀田卓志君と本年薬学博士を取得した竹内一平氏とともに参加しました。本学会は、アジアの臨床薬学を発展させるために始まった学会であり、本年度で17回目(設立20周年)を迎えます。今回は、新たにイラン、トルコなどの中東アジアのメンバーも参加し、日本、米国、豪国、カナダ、タイ、中国、韓国、インドネシア、シンガポール、香港、マレーシア、ベトナム、インド、モンゴルなど19ヵ国が集い、4日間(7月28日~7月31日)の日程で開催されました。私は、1日目のシンポジウムにおいて、 “Survey regarding compliance and satisfaction in psychiatric disease patients taking hypnotics” (睡眠薬服用中の精神疾患患者における服薬状況と満足度に関わる調査)の演題で発表しました。また、堀田卓志君は卒業論文のテーマである”An internet-based survey on factors associated with attitudes towards suicide among doctors, nurses and pharmacists”の演題で、自殺を未然に防止するゲートキーパーとして役割が期待される医師・看護師・薬剤師の自殺に対する意識・態度の調査結果、自殺予防に対する意識向上のための改善策について口頭発表しました。竹内一平氏は、”3-year outcomes of patients treated with clozapine at Okehazama Hospital”の演題で、自身が勤務する桶狭間病院藤田こころケアセンターにおける治療抵抗性統合失調症の治療薬クロザピンの3年間の治療成績について口頭発表しました。特に堀田君が発表した自殺に関するテーマは注目され、アジアの国々の参加者から多くの質問を受けました。
本学会では、各国の薬剤師の病棟や外来での活動、各種疾患に対する薬物治療の評価、参加大学の薬学教育についてのシンポジウムの他、多職種連携教育における薬剤師教育などの紹介があり、プレナリーセッションが8演題、シンポジウムが43演題、一般口頭発表が142演題、ポスター発表が199演題であり、参加者は計約1,200名にも上り、大盛況でした。各国の臨床薬学教育及び薬剤師活動が年々向上しており、本邦の薬学教育や薬剤師活動の参考となりました。今回もアジア各国の臨床薬剤師教育に対する真摯な取り組みに感銘するとともに日本のグローバル化の物足りなさを痛感しました。

 


ACCP2017のシンポジウムにて発表する筆者

 


一般口演にて発表する6年生堀田卓志君

 


一般口演にて発表する研究員 竹内一平氏

 


学会期間中、Ahmad Dahlan大学薬学部に招待され、筆者の講演後薬学部教員と写真に納まる筆者

 


ACCP2017の日本代表のボードメンバーとして、一般口演の座長を務める筆者

 


日本の参加者